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子ども英会話

ダブルリミテッドに関する誤解。子どもの早期英語教育に弊害はない

子どもの早期英語教育について調べていて、

「日本語も英語も中途半端になってしまう危険性があるの?」

と不安になっていませんか。

結構誤解されている方が多いので、今回はダブルリミテッドについて解説します。

日本語も英語も中途半端なダブルリミテッドとは?


ダブルリミテッドとは、二か国語以上話すことができるが、どの言語も適切なレベルに達していない状態のことです。

簡単にいうと、「日本語と英語、どちらも中途半端できちんと話せない状態」のことです。

日常生活に支障を来すレベルから、敬語がうまく話せないなどの軽度なものまで、程度には個人差があります。

早期英語教育でダブルリミテッドになるって本当?


早期英語教育不要論者がよく言及するのが、このダブルリミテッド問題です。

日本語を取得しないうちに英語を学ぶことによって、子どもが混乱してどちらも中途半端になってしまうという主張です。

本当に、早期英語教育によってダブルリミテッドになる恐れはあるのでしょうか?

ダブルリミテッドになりうるケース

たしかに、ダブルリミテッドといえる子どもがいる事は事実です。

しかし、これは「母国語(日本語)がままならない状態で外国に移住し、どちらの語学教育も十分に受けられなかったケース」に限ります。

つまり、生活環境と家庭環境で使用言語にギャップがある場合です。


ダブルリミテッドになる心配があるのは、親の海外赴任に一緒に連れて行かされた子どもか、日本に移住してきた外国人の子どもだけです。

インターナショナルスクールの場合はどうなの?

ここで、「インターナショナルスクールだと、学校が英語で、家庭が日本語だから、ダブルリミテッドになる可能性があるの?」という疑問が生じるかもしれませんが、そんな事はありません。

そもそも、文部科学省に認定されているインターナショナルスクール認可校は、平成17年の時点で全国117校、うち英語メインで授業を行う学校はたった24校のみです。

日本国内のインターナショナルスクールでは、日本で生活する事を想定した教育もなされるので、ダブルリミテッド問題を気にする必要はありません。

日本で日本人の家族と生活している限り、ダブルリミテッドにはならない

要するに、日本に住んでいて、日本人の家族と生活している限り、子どもの日本語が中途半端になるという事はありえません。

早期英語教育を受けていようが、インターナショナルスクールに通っていようが、関係ありません。


ちょっと調べてみていただくと良いと思うのですが、「ダブルリミテッド」について当事者(本人、もしくは親)として言及しているのは、海外に住んでいる方だけです。

日本に住んでいて、日本人の家族と生活している子供が、早期英語教育によって日本語が不自由になった、という事例は聞いたことがありません。

ダブルリミテッドの誤解が広まった背景


ネット上には、ダブルリミテッドに関する誤った情報がたくさんあります。

なぜ、このような誤解が広まっているのでしょうか?

ネットメディアの悪習慣

ダブルリミテッドの誤解が広まった最大の原因は、ネットメディアの悪習慣によるものです。

ダブルリミテッドについて検索すると、

  • ダブルリミテッドの危険性
  • 無知な親が子どもを苦しめる

といった内容の記事が大量に出てきます。

なぜかというと、ネットでは否定形から入る過激な記事がウケるからです。

早期英語教育とダブルリミテッドに関する話題は読者の気をひきやすいので、多くのWEBメディアが、いい加減な情報をさも真実であるかのように発信しています。

たとえば、プレジデントオンラインに、

ペラペラな親ほど早期英語教育に“冷淡”
英語がダメな親ほど超必死!?
最悪の場合、日本語も英語もデキソコナイの子に

という記事が掲載されています。

幼児英語教育業界の過度な宣伝に対する警鐘はたしかに大切ですが、子供を大事に思う親の気持ちにつけこんだタイトルや見出しには、悪意しか感じません。

ちなみにですが、タイトルは釣り(過激なキャッチコピーで読者の気を引くこと)で、内容は当たり障りのない事を伝聞形式で書いているだけの記事です。

Twitter・まとめサイトによる誤解の拡散

さらに、上記のような大手メディアの読者がTwitter等のSNSで情報を拡散することによって、さらなる誤解が広まりました。

SNSは個人の意見を発信したり受信したりできる便利なツールですが、情報に尾鰭(おひれ)が付いて雪だるま式に誤った情報が拡散していくことがあります。

それに拍車をかけるように、togetterのようなTwitterのまとめサイトが偏った意見を寄せ集めて、PVを稼ぐためだけの記事を再生産しています。(正確にいうと、まとめ記事はtogetter社が書いているのではなく、「togetterでまとめ記事を作成して報酬を得ている個人ライター」が作成しています。これらのライターの報酬はPV数による歩合制なので、根拠がなくても過激で偏った記事を作成する方が儲かるようになっています。)

この流れはSNSの特性が裏目に出てしまったパターンなので、「SNSが悪い」「この発言をしたあなたが悪い」というような事は言えないのですが、マスコミ同様、ネットやSNS上でも情報操作(ねつ造に限らず、自分に都合の良い情報を切り取って配信する行為)は起こりうるという事を知っておく必要があります。

日本語が不自然なハーフタレントの活躍

加えて、日本語が不自然なハーフタレントがテレビ等で面白おかしく取り上げられていることも、ダブルリミテッドの誤解を深めてしまっている原因のひとつです。

これらのハーフタレントの方々は、先ほど紹介した「生活環境と家庭環境で使用言語にギャップがあったケース」に当てはまります。

テレビの演出で、意図的に言い間違えをしているということもあるでしょう。

まとめ

日本国内で日本人の家庭のお子さんが早期英語教育を受ける場合は、ダブルリミテッドになる心配はありません。

焦って0歳からやる必要はありませんが、5歳から8歳くらいまでに英語に触れられる環境を作ってあげるとよいでしょう。