英検対策

【英検1級】一次試験に一発合格するための勉強方法と、おすすめの参考書3冊

英検1級は、TOEIC950点オーバーを取るよりも難しいといわれています。

1級から難易度がグッと上がるので、ここで手こずってしまう方は多いです。

今回は、英検1級の一次試験に一発合格するための勉強方法と、おすすめの参考書を紹介します。

英検1級一次試験の合格点はどのくらい?

英検1級一次試験の合格点はどのくらいなのでしょうか。

英検1級だからと言って、満点に近い点数を取る必要はありません。

英検1級は、2550点満点中、合格基準2028点とされていますので、約8割のスコアを取得すれば合格できる計算になります。

注意が必要なのが、2016年度からの変更により、WritingをListeningでカバーすると言ったことが難しくなりました。各分野、偏りなく実力をつける必要があります。

英検1級一次試験合格のための勉強法

ここからは各分野実際にどのような勉強をすれば良いのかを解説していきます。

リーディング対策


リーディングは「短文の語句空所補充」「長文の語句空所補充」「長文の内容一致選択」の3つの大問にわかれます。

短文の語句空所補充

「短文の語句空所補充」は25問ありますが、最低でも6割の15問は正解しておきたいところです。

要するに、どれだけ単語を知っているかを確認する問題です。

準一級以前の級であれば、特別な勉強をせずとも聞き馴染みのある単語があるはずですが、一級ともなるとかなりマニアックな単語が多く、勉強なしでの突破は不可能に近いです。

英検1級対策用の単語の本を購入し、繰り返し覚える必要があります。

長文の語句空所補充・長文の内容一致選択

「長文の語句空所補充」、「長文の内容一致選択」は英文読解の問題です。

「長文の語句空所補充」については、全ての内容を理解できなくても前後の接続詞をヒントにすれば正解できることが多いです。過去問を解きながら、試してみましょう。

「長文の内容一致選択」は日々英文にどれだけ触れているかが鍵となります。

今は定期購読していなくても、ネットで無料でも英語のニュースに触れることができますので、毎日できるだけ多くの英文に触れましょう。

ライティング(英作文)対策


続いて、ライティング対策についてです。

問題では、一つのトピックが投げかけられるので、それについて自身の意見やその根拠を述べなくてはなりません。

これは、英語の力のみならず、討論力も求められます。

出題されるトピックは様々ですので、ニュースの話題にアンテナを張り、自分の立場やそれを補助する理由を3つ述べられるか意識するようにしましょう。

もちろん、英語自体の能力も必要です。しかし、一人で勉強していると自分の誤った英文法に気づかずに試験を迎える可能性があります。

今はインターネットで格安で添削してもらうことができますので、試験前数ヶ月だけでも良いので利用してみてはいかがでしょうか。私は毎日添削してくれるIDIYを利用していました。

月払いの「定期券制度」か、都度添削を依頼する「ポイント支払い制度」を自分の状況に合わせて選べるので非常に効率的です。

リスニング対策


最後に、リスニング対策です。

リスニングは「会話の内容一致選択」、「文の内容一致選択」、「Real-Life形式の内容一致選択」、「インタビューの内容一致選択」の四つのパートに分かれます。

会話の内容一致選択

リーディングの最初の大問で出るような難しい単語は出現しませんので、いかに英語についていくかが課題となります。

「会話の内容一致選択」については、アメリカのコメディドラマを視聴していれば、それほど難解な問題ではありません。

コメディドラマは30分程度で終わるものも多いので、毎日1話ずつ字幕なしで視聴する訓練をしてみてはいかがでしょうか。

文の内容一致選択・Real-Life形式の内容一致選択

「文の内容一致選択」や「Real-Life形式の内容一致選択」についてもドラマ視聴が訓練になりますし、それに加えてCNNニュースを聞くのが良いです。

インタビューの内容一致選択

「インタビューの内容一致選択」はその人の職業について話したりする機会があるのですが、自分があまり馴染みのない職業だと急に文を見失ってしまう可能性があります。

ましてや、ここは2問しかないので、一つのミスが致命的になります。

YouTubeでは、様々なインタビュー映像がありますので、色々な人の話し方に慣れるのが良い訓練になります。

今まで述べてきたのは、毎日行うべき訓練法です。リスニングに関しては、引っ掛けとも取れる問題の時もありますので、試験前に過去問で出題形式に慣れておくべきです。

英検1級一次試験を突破するためのコツ


ここまで、英検1級一次試験突破のための勉強法をお伝えしました。ここからは、実際に受験中に心がけるべきことを説明していきます。

一つの問題に悩みすぎない

どの試験にも共通することですが、英検一級は時間配分が運命を分けます。一つの問題に悩みすぎないのが良いでしょう。

特に、大問1問目の語句を問う問題では、考えてわかる問題ではありません。毎日単語の勉強をしていれば、体に染み込んでいるはずなので、反射的に回答していくようにしましょう。

リスニングは問題が流れる前に英文に目を通す

そして、リスニングへの注意点です。リスニングは次々と問題が流れるので、遅れをとってしまう可能性があります。

リスニング問題が流れる前に英文に目を通しておき、自分がリードするような気持ちで臨みましょう。

過去問を解く際は、通しで本番を意識する

また、リスニング問題は100分もの筆記試験の後に始まるので、心身ともに疲れているはずです。

私も一回目の受験では、筆記で疲れ果ててしまい、過去問では簡単だったはずのリスニングで全く聞き取れず不合格という不甲斐ない結果になりました。

この時の反省点は、部分部分でしか過去問を解いておらず、通しで解くと自分がどれだけ消耗されるか知らなかったことです。

はじめて英検1級を受ける方は、一度は必ず、通しで過去問を解いた方がよいです。それにより、自分が調整すべき力配分もわかってくるはずです。

英検1級対策におすすめの参考書・単語帳


ここからは実際に英検1級突破におすすめの参考書や単語帳を解説します。

その人に合った本を使用するのが最も上達の近道ですので、これをそのまま購入するのではなく、一度書店で手に取り、自分がこの本なら続けられるかを確認してみてください。

英検1級でる順 パス単 書き覚えノート

人には目で覚えるタイプの人と書いて覚えるタイプの人がいると聞きます。私は書いて覚えるタイプの人間なのですが、当初単語帳をひたすら読むことで覚えた気になっていました。その結果、最初の試験では、大問1で惨敗してしまいました。

そこで、出会ったのがこちらの本です。

この本は英検1級必須単語が掲載されており、横に自分で書くスペースがあるのです。なんだか小学生に戻った気分ですが、これが実は効果的なのです。

単語帳の本を見ながら自分でノートにまとめれば良いのではないかと思うかもしれませんが、この本は意味が丁寧にまとめられているので、見返したときに圧倒的にわかりやすいです。

何より、全部やり遂げた時に、「これだけ書いたんだから自分は受かる」という強い自信も持てます。

私は結果として、大問1で7割以上獲得でき、一次試験を突破できました。自分は書いて覚えるタイプと思っている方は是非検討してみてください。

同じく旺文社から出ている「英検1級 でる順パス単」に準拠しているので、合わせて購入するとさらに効果的です。

最短合格!英検®1級英作文問題完全制覇

英作文はたった1問しかありませんが、その1問がどの分野から出るかわかりません。その点、この本では様々なトピックについて賛成・反対の立場でのモデルエッセイが掲載されております。英作文が全く思いつかないし、書けないという方はまずはモデルエッセイを理解し、暗記してみてはいかがでしょう。その内、自分の言葉で書けるようになってきます。

最短合格!英検®1級リスニング問題完全制覇

上記と同じシリーズのリスニング問題です。留学経験のない人にとって、英検1級のリスニングはかなり難易度が高いです。この本は徹底的にリスニング問題をこなすものになっているので、試験に十分対応できるような作りになっています。

まとめ

思うように試験で結果を出せないと、「今の勉強方法で大丈夫なのだろうか」と不安になったり、挫折しかけてしまう事がありますよね。

そんな時は、英語塾や英語学習サイトの英検対策講座を受講してみるのもアリだと思います。

私は、一次試験のライティング対策にアイディー、二次試験対策にマイチューターを利用しました。

英語の学習方法の見直しができますし、何より刺激になります。

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