短期留学

【体験談】本気で短期留学するなら、フィリピンでも日本人の少ないイロイロ市の語学学校がおすすめ

フィリピンのイロイロ市は、短期集中での英語学習を希望する人に選ばれている留学先です。

観光地が少ない地方都市なので、レジャーも楽しみたいという方はセブ島の方がおすすめです。

今回は、イロイロ市の語学学校に短期留学したC.Iさんの体験談を紹介します。

セブ島ではなくイロイロ市に短期留学した理由

有名なセブ島ではなく、少し地方都市となるパナイ島のイロイロ市を選びました。

セブ島ではなくイロイロ市にした理由は、日本人の少ない語学学校を選びたかったからです。

留学する前、ウェブで留学先などを調べていた時に、多くの体験ブログに「日本人同士のコミュニティーができてしまい、英語を話す機会が少ない」や、「授業時間よりその他の時間の方が長いのに、日本語でつい話してしまう」など、デメリットが書かれていました。

留学当時、わたしは、27歳という決して若くない年齢での挑戦でしたので、英語の勉強に集中すると決めていました。

語学学校のホームページなどで出されている日本人の在籍率を調べ、比較的に少なかったイロイロ市という場所を選びました。

また、地方都市ゆえに、セブなどの都市に比べ、ゆったりとした雰囲気、治安も良い方である、有名な大学が多く立地し学習環境に適しているなどの特徴もあったことから、イロイロ市に決めました。

語学学校はセミスパルタ校のGITC(旧C&C)に決定

選んだ語学学校は、GITC(旧C&C)という学校です。

TOEIC対策コースに力を入れている老舗の学校で、市街地から少し離れているセミスパルタ校という学習環境だったため、英語漬けになりたかったわたしにとって、最適でした。

コースは、帰国後の就職の事も考えて、TOEIC originalコース(3ヶ月)に入会しました。

留学にかかった費用


留学エージェントに学費、滞在費などを含む初期費用として支払った額は、約50万円。

航空券は、キャンペーン中のLCCの航空券を事前に購入していたため、行きは1~2万円程度で、帰りは約6万円でした。

現地での自由行動で使った費用は、1ヶ月平均約3万円でした。

わたしは、あまり外出せず、朝、昼、夕と学校で食べ(費用に含まれているため無料です)、休日も学習室にこもって勉強していたのでこの程度でした。

そのほか、授業で使う教科書、問題(プリント)などの教材費は3ヶ月で約3700円。

フィリピンで学習するために必要な修学許可証と言われるSSP費は、約1万2500円、外国人登録証(ACR I-card)費として約6200円などもありました。

毎月の光熱費は約1000円〜2000円でした。

所持金は、現金で14万円を、行きの成田空港で半分をペソに変え、数個のお財布に分けて持って行きました。

あとは、クレジットカードを2枚(VisaとMaster)です。

滞在中の両替は、近くのショッピングモールでできたので、買い物がてらに、数万円ずつ変えていました。

イロイロ留学の生活環境について

滞在先はルームシェアを選択

滞在先は、寮の4人部屋にしました。

理由は、友達ができるかな、と考えたことと、費用を抑えるためです。

台湾、韓国の方とルームシェアだったのですが、生活環境の違いもありましたが、友達になることができましたし、1日中、英語を話せる環境となったので、個室にしなくて良かったな、と思っています。

ドライヤー、シャンプー・リンス、タオルなど生活用品を忘れてしまったとしても、だいたいは、ショッピングモールで購入できますので、こだわりがない方は、特に問題はないかと思います。

水回りは、部屋によって当たりハズレがある

部屋の水回りは、部屋によりけりでした。

初めに利用した部屋は、お湯も適量出ましたが、最後に利用した部屋はお湯がたまにしか出ず、寒かったです。

ほかの生徒さんに聞いても、お湯が出る部屋、出ない部屋があったようです。

学校内のトイレは、トイレ内に置いてある大きめのバケツから、手桶のような道具で水を汲んで自分で水を便器に流す仕組みで、トイレットペーパーは、個室内にあるゴミ箱に捨てるのがわたしの滞在先の習慣でした。

食事は可もなく不可もない味

ご飯は、韓国人が経営する語学学校だったので、毎食キムチや辛い物がよく出ていた印象があります。

ビュッフェ形式で、朝は食パン、おかゆ、卵焼き、バナナなど、昼夕食は、ご飯とおかず(お肉系と野菜系)などなど。美味しくないと言っている生徒さんもいましたが、わたしは、学校の給食のような感覚でもりもりと食べていました。

語学学校のスケジュール

時間帯内容
06:00起床
06:00~07:00自習
07:00~08:00朝食
08:00~12:00授業(TOEIC:Listening, Speaking, Reding, Vocabulary etc)
12:00~13:00昼食
13:00~14:00自習
14:00~17:00授業(TOEIC:Listening, Speaking, Reding, Vocabulary etc)
18:00~19:00夕食
19:00~自由時間(各自消灯)

授業でよかった点

TOEICコースの授業全般が良かったです。

GITC(旧C&C)の教師は、生徒と同様に毎月TOEICを使用したレベルテストを受けています。

そのため、Toeicの要領を分かっている講師が多く、常に TOEICに結びつけて授業を進めてくれていました。

ベテランの講師が多いのですが、特に、GITCで有名なOdette(オデット)という先生からは、本当に多くのことを学びました。

Odette は、TOEICを熟知していて、あらゆることを教えてくれました。

例えば、授業は、まず、その各partのテストから始まります。

時間がきたら、すぐに答え合わせと解説が行われますが、解説では、TOEICには、ある程度のパターンがあるとして、そのパターンを具体的にいくつも教えてくれます。

自分で文法を考えなければいけない問題なのか(少し時間を取っても良い)、ただの単語暗記の問題なのか(数秒で解く)など TOEICを素早く解いていくためのコツも伝授してくれます。

毎日、演習と解説の繰り返しで大変でしたが、何百問とTOEICの問題に触れることができたのも授業の良いところだったと思います。

授業でイマイチだった点

基本的に授業はマンツーマンなので、講師と50分間一つの部屋で過ごさなければいけません。

そのため、あわない講師が担当になってしまった時は、少し疲れてしまうかもしれません。

ベテラン講師が多いと先ほど申し上げたのですが、中には、授業に慣れすぎてしまっている講師の方もいました。

多くの生徒を見てきたからか、目の前の生徒(わたし)に合わせるのではなく、授業を流れで進めてしまっているようで、残念でした。

また、フレンドリーな性格な講師の方が多く、Speakingの授業で楽しく会話はできたのですが、愚痴や家庭環境の不満など、私的な話題をずっとお話ししてくれる講師の方もおり、返答に困る時がありました。

ただ、途中で講師変更は可能なので、大きな問題ではないと思います。

授業を受ける際に工夫していた点

TOEICに関しては、問題の復習と演習を繰り返し行っていました。

当然ですが、授業はすべて英語で行われます。

初めての留学で、英語初心者のわたしは、そもそも講師が解説してくれた言葉も理解できない時が多々ありました。

授業後に、同じ授業を受けていた日本人に解説をお願いして、次の授業に質問ができるように備えていました。

あと、文法を説明する時に、名詞、動詞、形容詞、副詞、接続詞などの品詞が多く出てくるので、混乱しないように一覧表を作成していました。

Speakingの授業では、前の授業で出てこなかった英単語や文法、講師の方に教えてもらった表現方法を自習時間などで復習し、次の授業で実際に話すことを心掛けていました。

毎日充実していたからか、すごい速さで日々が過ぎ去っていきました。

その日教わったたくさんのことを忘れないように、常に持ち歩いていたメモに書いたり、友人との会話ですぐに使ってみたりと、頭の中を整理していました。

短期留学でTOEICが220点アップ

TOEICの点数は、留学前600点程度でしたが、学校で毎月実施していた校内のTOEICテストでは820点を取ったこともあり、成長を実感しています。

しかし、帰国後少したってから受けた試験では、785点でした。

せっかくなら帰国後すぐに受けた方がよかったと少し後悔しています。

自分自身が感じる留学して良かった点は、自分自身に自信が持てるようになり、性格が明るくなったところです。

留学当初は、英語を間違えたらどうしよう、発音で笑われたらどうしよう、と毎日不安でいっぱいで、心を閉ざし 笑顔もなく肩肘張って生活していました。

そのような中、「間違えるのは当たり前だよ」と毎日優しく励ましてくれたReadingを担当してくれていたChe(チェ)先生や、Speakingの先生だったAiai(アイアイ)、Listening担当のWinne(ウィニー)など、明るく優しい講師の方のおかげで、いつの間にかわたしも毎日笑顔でリラックスして過ごせるようになっていました

まとめ

「何をぐずぐずしているの?」

留学するかどうか、ずっと悩んでいた当時の自分に言ってあげたい言葉です。

フィリピン留学を終えて、実感していることは、若い年齢の方が断然に吸収力は高い、ということです。

わたしは留学を決めるまでに数年悩んで結局27歳で挑戦しましたが、行って良かったと思っていますし、もっと早く行けば良かったとも後悔しています。

もし、あなたが、語学留学をしようかどうか悩んでいる方でしたら、ぜひ行って下さい。

この記事で紹介した語学学校


以下は、体験談寄稿者の留学プランです。

学校名GITC(旧C&C)
所在地フィリピン・パナイ島イロイロ市
期間3ヶ月
授業料+家賃約50万円(約17万円×3か月)
航空券代約7万円

【総評】語学学校の満足度を項目別に評価

講師レベル
英語初心者でも温かく見守ってくれ、丁寧に教えてくれました。授業内容もためになったため。
カリキュラム
ReadingやListeningなど、幅広く勉強できて良かったです。
日常生活
フィリピン生活、楽しかったです。特に、Jollibee、Batchoy、Banana cueなど、フィリピンで楽しむことができる食べ物が大好きでした。